戸松さんのセミナーについて(2004/4/10 Sat)

戸松さんの中国株のセミナーへいってきました。
入門者向けなので、退屈するかもしれないと思って
いたのですが、全然そんなことはなかったですね。
すごく勉強になりましたね。

平均年齢は、比較的高めでしたね。
40代、50代とかが多かったのではないかな?


内容ですが、基本的に、有料情報で聞いたことのある話が
ほとんどだったのですが、新たな発見もいくつかありましたね。
また、自分の勘違いが修正させられた点がいくつかありましたしね。
あんまり大事じゃないと思っていた部分が、実はすごく大事だった、
といった感じでしょうか。

2時間という限られた時間の中で、十分に必要な情報をきちんと
一貫性を保ちつつ提示してくれた気がしますね。
個人的には、ほとんど文句がない内容だったかと思います。

まだ、だいぶ忘れてしまっていたことが多かったので、大事なことを
この機会に思い出せたことが良かったですね。

生の戸松さんを見れたし、質問の際に握手もできました。(^^;

戸松さんの話し振りも、おそらく数をこなしただけあって、十分に
こなれたものだった気がしますね。
あ、そうだ。
言葉の正確さ、言葉の選び方に十分に気をつけていましたね。
そういうのが見て取れたので、えらく好感がもてました。


あと、有料情報に書いてあることと同じですね。
戸松さんの考えは。
それが全てのような気がしました。
戸松さんの考えは、有料情報の中でほぼ全て出してある感じがしましたね。
なので、銘柄について何か疑問があったら、過去の情報を何度も何度も
読めばOKのようですね。
自分なりにフィルターをかけずに、きちんと戸松さんがどういう考えで、
どういうスタンスで書いているかを把握するように努めれば、それで
十分のような気がしましたね。


以下に大事に思えたことを箇条書きにしておきます。

・中国政府の動向は、かなり重要だ。
中国政府の政策(思惑)があるから、H株は有望なのだよ。

・インフラはやっぱり重要だ!
(でも、インフラだけをじっと持っておくのは、なかなか難しい。
なので、7割インフラで3割好きなのを買うのがいいだろう。)

・年金ファンドの力はやはり大きいようだ。

・レッドチップバブルというテーマもきちんと考慮しておいたほうがよさそうだ。
(銀行がお金をもっているときバブルになりやすい)

・2003年の動き。
ウォーレンバフェットが買って、欧米の機関投資家がバフェットが買ったのなら
そろそろいいんじゃない?、ということでその後に買った。
だから、2003年の5月以降、上昇し続けたようだ。


以下は、終わってから戸松さんに質問したときの答え。
港湾は?
COSCO、チャイナマーチャンツ。
「ああ、いいんじゃない!」
チャイナシッピングは?
「規模がちょっと小さいし、H株だから…、でも、いいと思いますよ」
高速道路より優先度は下がるの?
「う〜ん、いやぁ、そういうわけでもないと思いますよ(といった感じだった)」

ということで、COSCOなどは、レッドチップバブルというテーマが期待
できる以上、高速道路と比べて優先度は劣るとは言い難い感じでしたね。
チャイナシッピングは、H株だから…、といった発言も、同じ理由なのでしょうね。

やっぱり、COSCOは買っておきたい。
チャイナマーチャンツも買っておこうかなぁ。
どちらも、貿易の増大にともなう港湾業務の業績の伸びも期待できそうだしね。

以下は、前の人がファウンダーについて聞いてたのをちらっと聞いた話。
「爆発的に伸びるのは、あんまり期待できなさそう。
労働集約型で、どうのこうの…」

COSCOのことを聞いているときに、不動産とか、シノトランスの
話題になりそうになったのだけど、まぁ、結局それらについては
聞かなかったのだよね。
ついでに、そこら辺も聞いておけばよかったね。
まぁ、でも、多分、質問しても、過去の有料情報の再確認で
終わる気がするけどね。

あ、中国人寿といった保険に関しては、それほどお勧めという
感じではなかったなぁ。
競争原理が導入されているけど、パイが少しずつでかくなるから、
年15%ぐらいの成長はできる、だけど爆発的な成長はない、
といった感じでしたね。
まぁ、確かに華能国際電力は、2003年の業績は+33%ぐらいだったよね。
そういう数字が出るのなら、保険より電力の方がいいよね。
保険より、電力や高速道路、石油なのかな?

中国人寿はそのうち手離そうか?

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A株が高くて、B株、H株が何故低いのか?
単に、買い手の質の問題。

中国に行ったら、ぜひ中国の証券会社へ行ってみるといい。
ギャンブルの欲求解消の場になっている。

外国人は以下のせいで慎重になっていた。
1、カントリーリスク
2、大きさの問題(時価総額が小さい)

時価総額が小さいと、年金ファンドが入ってこれない。
これらの買い手が入ってこないと、市場は大きくならない。


H株。本社が中国、資本も中国。
レッドチップ。本社が香港、資本は中国。

H株はだいぶ上がったといわれているが、
世界の株式市場全体でみると、割安な方。
(もちろん、H株よりも割安なのはあるが)


中国全体の成長を買うべし。
こういう視点じゃないと、中国株を買う意味はない。

例えば、バイオ、ハイテクは会社の一本釣り。
なにも、中国株でなくてもいい。


コツとミソ。

・日経平均のコツ
半導体の価格。
225種類ある。
時価総額について、
1、京セラ
2、?
3、?
4、?
5、TDK
どれも半導体関連。
14.7%を占めている。

ミソ。(先行指標となるものは?)
台湾の半導体メーカーの価格。

2001年9月のテロ以降、去年3月までITが低迷。
なぜか?
インターネットの時の過剰投資のせい。

ちなみに、2000年問題で銀行がお金をもっていて、
ちょうどインターネットというテーマがあったから、
インターネットバブルが起きた。
インターネットが先ではない!

7割インフラで、3割を好きなやつを買うのがいいでしょう。

ペトロチャイナ、石油の利権の75%。これもインフラのうちに入れていいでしょう。

デンウェイ。アコード。ブランド。


香港地場企業。

ハンセン指数。
コツ。不動産の価格!
半分以上は、不動産、金融である。

先行指標となるミソは?
米ドルの金利。

アメリカの金利が下がると、香港株が上がる、という構図。
しかし、2003年6月まで、低迷。
これは、構造的な問題だった。
しかし、コキントウが首脳になり、実利主義の政策がとられた。
SEPA。
中国政府が本気で取り組む。
上海一辺倒だけじゃなくて、香港も使おう。


中国株のコツとミソ。
コツ。政府の政策。
ミソ。自分が役人となって中国が特になる仕組みをかんがえる!

株式市場は打ち出の小槌。

赤字の国営企業をなんとかしたい。
有望な部門の子会社を集める。
上場させる。
お金が集まる。
そして、ゆくゆくは、親会社、業界を救う。
そういう使命がある。

中国政府は、H株をもりあげなければならない。


インフラ。
安定かつ高成長。
ある日突然、高速道路が消えてなくなった、というのはありえない。


中国は、勝手に人民元を切り下げた。
そのせいで、アジア通貨危機が。

今後の相場の見通し。
買い場は、旧正月、8,9月の夏枯れの時期。
2000,2001,2002年までは同じだった。
でも、2003年は難しかった。
イラク戦争、SARS。
ウォーレンバフェットが買った。
そして、欧米のファンドが5月から買った。


今後いつ買えばいいの?
@、アメリカの大統領選挙、ブッシュ大統領の政策。
1、景気対策、
2、ドル安誘導
3、原油政策、

・ドルペッグ制
・通貨バスケット制
後者が有力。
指数に連動する仕組み。
円 25%
USD 17%
HKD ?%
ユーロ ?%
アジアの通貨 ?%

アメリカの腹づもり。
円に比重をおく(建前)
円が買われて人民元が上がる。(本音?)

日本政府。
プラス+40兆円。
為替介入。
日本政府は、円高になったら困る。
140兆円。
日本は、買ったドルで、アメリカの債券を買っている。

A、中国政府の政策相場
公的資金注入

上場

不良債券をなくす。

政府と投資期間が本気で取り組む。

2007年までは盛り上がってくれないとこまる。


2000年のインターネットバブル。

テーマは何になるか?
レッドチップバブル?
北京オリンピック?
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