「フィッシャーの「超」成長株投資」読了。

会社の経営について、今までみたことなかった
視点から見れた感じがしましたね。
投資だけでなく、経営についても少し理解が
進んだ気がしたね。

バフェットの考えと基本は同じだなぁ、と思いました。
まぁ、バフェットは弟子だから、当たり前なのかもしれませんが。

とにかく、成長株に投資しなさいって感じですね。
で、、成長する限り、売る必要はまったくないみたいですね。

配当金についても、「バフェットの銘柄選択術」に
書いてあったことと同じようなことが書いてありましたね。
配当金を出すよりも、その分を事業に再投資して企業が
成長する方が、投資家にとって有益だ、とかね。

そういや、配当金狙いでガンシャンレールを少し
買ってみたことがあるけど、あれは失敗だったね。
思い出した。
もう売っちゃったけど。
周りのやつが上がっているのに、ガンシャンレールは
なかなか上がらずに嫌な思いをしたもんね。
やはり、成長性のある企業に投資しといた方が良いみたいだね。

分散投資についての考え方もだいぶ参考になりました。

A 大型で安定したタイプの成長株
5銘柄
資金の20%

B リスクの高い新しい企業とAの中間にある企業
10銘柄
資金の10%

C 莫大な利益をもたらすかもしれないけど、全てを失うリスクもある企業
20銘柄
資金の5%

自分のは、半分近くは、Aだよな。
Bが残りを占めている気がするね。
Cはないよなぁ。

資金の60%をAとして、40%をBとすると、何銘柄ぐらいがいいのかな?
Aが3銘柄で、Bが4銘柄か?
あれれ?、そんなに少ないのか…。

自分が持っているやつは、業種ごとにまとめて考えると、
Aは4つか。
Bは7か。
う〜ん、だいたいこの程度で抑えておくべきなのかもね。
多くなると把握できなくなってくるしね。
もう少し整理してもいいぐらいかもねぇ…。

Qさんの考え方は、時代の流れに重きをおいている
気がするけど、フィッシャーやバフェットのは、それと
またちょっと違う気がする。
時代の流れも大事だけど、その他の要素が
大きい気がするな。

また、フィッシャーと、バフェットの考えも、
少し違う気がするね。
基本となる成長株を買うというのは同じだけど。

フィッシャーの考えでは、会社の経営姿勢というのに
重きを置いている気がしたね。
研究開発をどんどんやって伸びていく企業が
いいみたいな感じで書いている気がした。
バフェットは、消費者独占型企業という考え方が
えらい強かった気がするな。
どういう企業形態かが重要って感じかね。
消費者独占型企業が良くて、コモディティ型企業はダメ
という考え方。

残りの僅かな資金は、成長株という観点から
買ってみようか。
Qさんのなんちゃらブームという考え方ではなくて。

なんちゃらブームってのは、ブームが来る前に仕込むって
感じだけど、成長株ってのは、極端な話、ブームがこようと
こまいと関係ないって感じがするねぇ。
まぁ、全く関係ないことはないだろうけど。
やっぱ、スタンスがちょっと違うよねぇ。




>言い換えれば、ほとんどの投資家の生涯のうちに、
>あるいは子供が大人になるまで親がその子に
>代わって投資をするあいだに、投資家自身やその
>子供が大きな財産を築く土台となる資金を手に入れる
>好機が何度もあったということです。

>NOTES
>R&Dの重要性にいちはやく気づき、それに注目して
>投資した最初の投資家がフィッシャーでありましょう。
>まさに「成長株投資の元祖」であります。

>同業他社の平均を大幅に上回る売上と利益の伸びを
>何年にもわたって維持できる特別な企業を探し当てる
>幸運やセンスに恵まれた人こそが、投資によって
>もっとも大きな利益をあげることができるのだということ
>です。



最高の株を選び出すための15のポイント

1、その企業は、少なくともあと5〜6年の間、
企業全体の売上を大きく伸ばすに十分な市場が
見込める製品またはサービスを有しているか

2、その企業の経営者は、現在の人気製品が市場を
開拓しつくそうとする時点で、その後も全体の企業売上
を伸ばしていけるように、新製品や新製法を開発して
いこうという決意をもっているだろうか

3、研究開発の規模と比較して、どれだけの成果が表れているか

4、その企業の営業部門は平均以上の力をもっているか

5、その企業は投資に値するだけの利益率を確保しているか

6、その企業は利益率を維持し、改善するために何をしているか

7、その企業は良好な労使関係を築いているか

8、その企業は管理職の能力を引き出すような環境をつくっているか

9、その企業は管理職レベルの優秀な人材が豊富にいるだろうか

10、その企業は、しっかりとしたコスト分析と財務管理を行っているか

11、その企業は、他社との競争を勝ち抜くために企業運営の
面で必要な業界特有のスキルを十分に備えているか

12、その企業は収益に関して長期的な展望を持っているか

13、近々その企業は成長のために増資をする必要がないかどうか。
その増資にともなう株数の増加によって現在の株主の利益を
大きく損なう恐れはないだろうか

14、その企業の経営者は事業が順調なときには投資家に
気軽に口を開くのに、困難な状況に陥ったり市場の期待を
裏切るような出来事が起こったりすると、貝のように口を
閉ざしたりはしないだろうか

15、その企業の経営者はほんとうに誠実だろうか


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何を買うべきか

どれほど割安な株であっても、せいぜい5割引の
バーゲン品でしかありません。
#これは、バリュー株じゃなくて、成長株に投資した方が
#いいよってことみたいですね。

リスクの大きな企業に投じた資金がすべて失われても
十分に穴埋めができるよう、一方で堅実な成長企業にも
投資をし、長期にわたって利益が得られるように資金を
配分することが大切です。

5年から10年の単位で見ると、資産価値の増大に
関する限り、成長株のほうが格段に優れた結果を
生んでいるのです。
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